iittala Tsaikkaを買う|新品・中古の通販情報と使い方ガイド2019
iittala Tsaikkaの通販「前に」・「後で」知りたいこと全部特集。
調査・編集:ヴィンテージクロニクル編集部
こちらのページではiittala(イッタラ)のホルダー付グラスTsaikka(ツァイッカ)について通販などで購入する前と購入した後に知りたいことがすべて分かるように、北欧ヴィンテージショップを運営する管理人がお届けしていきます。
具体的には当ページで以下の情報がまとめられていますのでぜひご覧ください。
⇒これからTsaikkaを買いたい人
・在庫有りの新品・中古のショップ情報(国内・海外個人輸入)
・中古のtsaikkaを購入する際の注意点
・シルバー以外(パープル・ゴールド・ブルー)の購入方法
⇒すでに持っている人(扱い方でよくある質問)
・ホルダーのはずしかた
・耐熱ガラスについて
⇒映え情報!
・インスタやブログでのテーブルコーディネイト紹介
…etc
このページのもくじ
iittala Tsaikkaとは?
1957年にTimo Sarpaneva(ティモ サルパネヴァ)によってデザインされたTsaikka Glassは、iittalaの名作の1つです。フィンランドで習慣的に飲まれるホットワイン(グロッギ)用のグラスとして設計されており、熱い紅茶や紅茶と一緒に楽しむことができます。(*1)
(*1)古いものは耐熱ではありません。
特徴的なホルダーはもともと、ファスナー工場でファスナーの部品を打ち抜いた後に残る穴あきの金属板でできています。意外ですね。
Tsaikkaのカラーバリエーション
現在生産されているTsaikkaはクリアガラスにシルバーのホルダしかありませんが、過去にはゴールドのホルダやパープルガラス、ブルーガラスのバリエーションも存在しました。(画像以外にもカラーバリエーションがあるかもしれません。)
今、Tsaikkaを買う方法
Tsaikkaの新品は今でもiittalaで生産されていますが、販路は海外限定で販売されています。iittalaの公式サイトや直営店でもTsaikkaは販売されていません。
ですので日本国内の店舗やネットショップで購入できるのはヴィンテージ品(中古)がメインという状況ですね。
実店舗やフリマで購入(主に中古)
中古市場にはまだまだたくさんの個体が出回ってい有ますので、運が良ければ近所のヴィンテージ系の北欧食器を扱う雑貨店や各地のフリマ、北欧蚤の市などでTsaikkaを見つけることは可能です。
実店舗であれば実物を手に取って品質を確かめることができるのがメリットです。デメリットとしては通販系のショップと比べると価格は高くなりがちという傾向があります。
「主に中古」が購入できる、と表現したのは、たまに並行輸入品を扱うショップが新品の在庫を持っている場合があるのでそのように書いています。
そういった並行輸入品は正規の販売ルートではないので在庫が不安定です。
国内通販で購入(主に中古)
日本国内のネットショップでも主に中古のTsaikkaを購入できます。よく見かけるのは楽天市場やamazonなどの通販モールや、ヤフオクやメルカリといったスマホアプリですね。
実店舗と比べて価格が安いのが特長。
国内のネットショップでも実店舗と同じく、たまに新品の並行輸入ものの在庫が有る場合がありますが、こちらの事情も同じく在庫は安定していません。
価格は新品の場合で、1客3,500円~5,000円が相場といったところでしょう。
中古でも状態によりますが、3,000円~4,000円くらいの相場で推移しています。
(ともにシルバー/クリアガラス)
ここにも少しだけ有るけど、相場より高いことが多い>Yahoo! ショッピング 検索結果
ここは完全に、「ぼったくり」ばっかり>Amazon 検索結果
ゴールドやブルーなどのレアものもあるし、相場もやすい。けど状態の見極めが難しい>ヤフオク! 検索結果
ここは相場が高いことが多いし、画質も良くないので注意>メルカリ 検索結果
海外のネットショップで「新品」を購入(個人輸入)
個人輸入と聞くと、
「なんかハードルが高そう・・」とか「ちゃんと届くのか心配」
という方が多いと思います。
しかし、きちんとした実績のあるネットショップを選べばそういった不安は必要ありません。
実際のところ、手続きは楽天で買うのとあまり違いはありません。
海外通販を利用する際のメリット
- 海外限定発売の商品でも容易に手に入る
Tsaikkaは日本未発売ですが、正規流通している海外のショップに日本から注文することは可能です。
海外通販を利用する際のデメリット
- 表記が英語などの外国語である
- 送料が国内通販よりも高くなる
- 購入金額・品目によって関税と通関手数料がかかる場合がある(免税規定のある国の場合はかからない)
- 支払いは実質的にクレジットカードのみ
デメリットを見ても、「やってみようかな?!」と思われた方は次の情報も参考にしてみてください。
やってみると簡単です。
外国語での注文はブラウザのクロームの翻訳機能を使うと便利です。
クロームの翻訳機能の使い方いついてはこちらのサイトが詳しく解説していますのでご覧ください。
Chrome(クローム)翻訳機能の使い方
外国語であってもショッピングサイトですので、楽天やamazonでの通販に慣れている人であればどこに何が有ってどうすればいいのかは直感的にわかると思います。
関税や通関手数料が発生したとしても、難しい手続きはありませんので、いくらか割増しになる覚悟が有れば問題ないと思います。
また、条件に当てはまっても毎回必ず請求されるものでもありません。
税関では日々大量の荷物が流れていきますので、すべての荷物を詳細にチェックすることはできないのでしょう。
ガラス食器の個人輸入では購入する商品が16,666円以上であれば、3.1%~5%の関税と、通関手数料が高くても700円ほどかかります。
支払いの手続きや申請は自分ですることはなく、商品到着時に配達員の方に現金で払うことがほとんどです。
フィンランドのネットショップ。日本を含む世界の180カ国に配達しており海外発送のノウハウは十分持っているので、初めての個人輸入であってもストレスなく購入できます。
・送料は1075円~
・注文の翌日に発送
・注文日から到着まで
・荷物の追跡番号あり
・配送中に商品に破損があった場合は全額返金
・注文から5日~2週間程度で届きます。(在庫品の場合) *商品説明欄に納期の目安表記有。
iittala以外にもスウェーデンの代表的なデザインブランド商品が購入可能です。
マリメッコ・ルイスポールセン・Artekなど
通販で中古のTsaikkaを購入するときの注意点
通販の場合は、ガラスの小キズや金具部分の錆や曇りといった個体ごとの状態を写真で判断するしかありません。
しかし、微妙なキズや曇りは写真では写りにくいので、「写真と実物が違う!」となる場合がよくあります。
つまり、写真が綺麗でも信用するな!というのが注意点です。
ヤフオクやメルカリなどで出品している人はスマホカメラで撮影することが多いので、なおさら注意が必要です。
例えば次の画像を見てください。↓↓
これは以前、当サイトで仕入れたデッドストック(新品のまま長年保管されていたもの)ですが、今まで使われたことが無いだけあって一見綺麗に見えます。
しかし、ハンドル部分を一眼レフで接写してみた場合思いのほか状態が良くないことが分かると思います。
その画像がこちらです。↓↓
ハンドル部分のシルバーはニッケルメッキの真鍮製ですので、錆びにくいはずです。
しかし、こちらの画像のように未使用品でも保存状態が良くなければ白く曇って錆びたようになってしまいます。
メッキ磨きのようなクリーナーで磨けばきれいになりそうですが、個体ごとにメッキ圧も均一ではないので、きれいに錆や曇りを落とせるかどうかはやってみないと分かりません。
良い出品者であれば、このように照明や角度を工夫して悪い部分も率直に伝えようと努力します。
しかし、ヤフオクやメルカリ、場合によっては楽天などのモールに出店している事業者であっても、不誠実な販売者であれば1枚目の綺麗に取れた画像だけを提示して、相場よりも高く売ろうとすることでしょう。
Tsaikkaの取り扱い方法について
ここからは購入した後の、日用品として使うときの注意点やよくありそうな質問にお答えしていきます。
ホルダー(金具)の外し方は?
洗うときや電子レンジに入れるときにホルダー外す方法。
一応説明しますが、「やっぱりそうなの?」
という感じだと思います。
外し方は、8の字の部分を指で開きながら、ぐりぐり回して外す。
個体によってはぐりぐりというほど固くもなく、上手くやればスルッと抜ける場合もあるんですが、何度も繰り返すと少なからずダメージを与えることになります。
Tsaikkaって耐熱ガラス?
iittalaについてめちゃくちゃ詳しいネットショップのSCOPEさんによると、おそらく2010年くらいからの製品は耐熱ガラス(*2)になっているようです。
しかし、理由は各項目で説明しますが新しく購入したものであっても電子レンジや食洗機にはあまり使わないことをおススメします。
それ以前に作られたものについても、一応ホットドリンク用として開発されていますが、やはり耐熱性にはあまり期待しないほうが良いと思います。
*2 耐熱ガラスといっても、家庭用品品質表示法で定められたホウ珪酸ガラスやガラスセラミックではないのは見て分かります。材質の詳しい情報が無いのであくまでも見た感じですが、Tsaikkaの耐熱ガラスというのは、デュラレックスやリュミナルク・アルコロックのような強化ガラスではないかと思います。
食洗機で洗ってもいい?
iittalaの公式ページでは「食洗機対応」となっていますが、Tsaikkaの構造上の問題で、「あんまり使わないほうがいいんじゃないかなぁ」と思います。
何が問題かというと、やはり金属製のホルダーの外し方です。
新品のときであればグラスをホルダーごと食洗機に入れても問題ありません。
ホルダを外すときはどうしても金具とガラスが擦れるので、使い始めは問題なくても、いずれどうしても小さなスレが出来始めます。
そうなると、ガラスの耐熱性能というのはガタ落ちしますので、古いグラスは食洗機に入れないほうが良いと思います。
ちなみに、たまにホルダーを外して洗ってやらないと汚れが内側にたまりやすいんですよね。
ただちに割れるとかそういうのではないんですが、念のためというやつです。
Panasonicもそう言ってます。(「強化ガラス」製品はなぜ食洗機で洗えないの?)
電子レンジ対応?
これも古いガラスはあまり使わないほうが良いです。
どうしても使いたいときは、必ずホルダーを外して、油分を含むスープのようなものの温めには使わないでください。
油分を含む水分は、高熱になりやすいのでガラスへの熱衝撃が高まります。
じゃあTsaikkaは熱い飲み物には使えないの?
いえ、そんなことはありません。
結局は耐熱温度差といって、急激な温度差を与えなければOKです。
電子レンジとか食洗機とかの機械は、その辺のさじ加減が分からないので良くないだけの話です。
人間のあなたが愛をもって接してあげればいいのです。
寒い冬の日(ガラスが冷えているとき)にいきなり100度近い熱湯を注ぐとか、お湯を入れた後に大量の氷で冷やすとか無茶をしなければ大丈夫。
熱いお湯を注ぐ際は、ヤカンの湯気でガラスを温めて温度を上げてから注げば問題ありません。
インスタグラムで発見。Tsaikkaのある風景
こちらではvintage-chronicle1編集部が良いと思ったテーブルコーディネイトを独断と偏見でご紹介いたします。
Tsaikkaのデザイナー紹介
Timo Sarpaneva(ティモ サルパネヴァ/サパネヴァ)(1926年10月31日 – 2006年10月6日)はガラスの革新的な作品で芸術界に影響を与えたフィンランドのデザイナーです。彼はガラスを好んで扱いましたが、鋳鉄製の調理器具や磁器の食器など幅広い素材の作品を世に残しています。 彼の作品は、フィンランドがデザインの先駆者としての名声を築くのに役立った重要な要素の1つでした。
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